組合せ理論、特に集合族と、それに関係する多面体を研究しています。 集合族とは、部分集合のあつまりのことで、とくに性質のよいクラスがいくつか知られています。たとえば、マトロイドの独立集合族や、凸幾何の凸集合族、クラッターなどです。マトロイドは、たとえば、ベクトルの線形独立の関係を抽象化したものです。 凸幾何の凸集合族とは、空間に配置された点集合のつくる凸包の関係を抽象化したものです。 クラッターは包含関係のない集合の集まりです。クラッターに関する有名な予想にも取り組んでいます。