東京大学大学院総合文化研究科 広域システム科学系 / 東京大学教養学部 広域科学科
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教員と専門分野

教員はどんな研究をしているか?

分科の教育は、約30名の教授・准教授・講師と12名の助教によって運営されている。教員達の研究領域は、大きく分けて、「自然体系学」・「生命社会学」・「情報システム学」・「複合系計画論」の4領域に分けられる(図1参照)。その中に環状に配置されているのが、領域内の個々の分野を表すキーワードである。この領域区分は固定的なものではなく、1人の教員が複数の領域にまたがる場合も珍しくない。

自然体系学領域は、自然科学が伝統的に扱ってきた宇宙・地球・生態系などの自然界のシステムを対象に、自然の摂理を究明する学問である。一方、情報システム学領域は、最近の発展が目覚ましい情報科学が扱う人工システムを研究対象とする。情報システム学領域には、ある機能を持ったシステムを開発する、情報の組織化をはかる、という効用・応用的価値も同時に求められる。これら、自然体系学に代表される理学的思考と、情報システム学に代表される工学的思考の、双方の連携が重要である。両者の間を繋ぐものとして、生命社会学と複合系計画学がある。

生命社会学は、生命が本質的なものとして有するところの、相互作用ネットワークにより生起するさまざまな進化的現象を、人間社会の理解に取り入れていこうとする新しい融合分野である。生物進化から、進化のゲーム論を経て、人工生命・脳・認知・創発性へと向かい、自然体系学と情報システム学の連携をもたらす。

また、自然体系学と情報システム学を応用した学問として、複合系計画学がある。これは、資源・エネルギー・環境・科学技術などの複合的社会問題の解決を目指す応用科学を展開する。複合系計画学は、資源エネルギー問題/環境問題から物質の挙動を通じて自然体系学に結ばれ、また、科学技術政策や意思決定を通じて、情報システム学へと結ばれる。この中で、人文地理分科の教員は、地域システムの研究を担っている。

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(c) 総合文化研究科広域システム科学系広報委員会