東京大学大学院総合文化研究科 広域システム科学系 / 東京大学教養学部 広域科学科
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自然体系学大講座

  • 基礎システム学大講座
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  • 複合系計画学大講座

食物網の自律進化モデルによる生物の多様化と系統図
進化の時間は下から上に向かって進む.水平方向の 2 次元平面には,自分が利用する(摂食する)ニッチと, 利用される(摂食される)ときのニッチが,座標となっ て表されている.ニッチ平面の座標位置の変化は,突 然変異と自然選択によって駆動されるように反応拡散 方程式で定式化してある.系には,生産者のみが使え るエネルギー(植物にとっての光のような)だけが流 入し,最初は生産者(緑色)だけが存在する状態から スタートする.早い段階で,それを摂食する消費者(捕 食者,紺色)が現われ,生産者と捕食者の系統は時間

自然界に存在する多種多様なシステムを対象として,個別科学に立ちながら,その枠を越えてシステムとしての仕組みと挙動を解明し,人間・社会にまで関係するものを含めてその制御を考究する.
ここでいう自然界のシステムには,物質的・地球的・生命的・生態的なものを含む.この大講座は以下の4つの研究グループから構成されている.

  • 地球変遷研究グループ:
    地殻・マントル・核など,地球の層構造を形造る部分の進化とそれらの相互作用,また,生物の進化との相互作用を追求し,システムとしての地球変遷を研究する.
  • 物質・エネルギー循環研究グループ:
    地球表層における物質移動を大気圏・水圏・堆積圏・生物圏の間の循環と捉え,その過程でどのような素過程が各物質の移動を支配するかを解析する.また,人類活動がそれらにどのようなインパクトを与えつつあるかの分析をもとに,地球表層の将来の環境を予測し,人類の生存環境の最適化を目指す研究を進めている.
  • 生物社会学研究グループ:
    動植物に見られる様々な生物社会の実態と,それらの進化プロセスを明らかにし,さらにその系統進化を統一的に理解する理論の構築を目指している.
  • 生態システム研究グループ:
    植物の物質生産や動物の資源利用,個体群のダイナミックスと種間相互作用,生物群集と生態系の構造と機能を研究する.

博士論文・修士論文の主なテーマ

  • 有機色素会合体の酸化還元と電気伝導度
  • 中国四川省朝天セクションの古生代・中生代境界層の層序学的研究
  • コケシノブ科の系統と進化
  • 食物網の自律進化モデル
  • 寄生蜂による性比調節の進化とその遺伝的背景:Heterospilus prosopidis における寄主の質の効果
  • ミカヅキモにおける性フェロモンの生理学的・分子生物学的解析
  • 植物食昆虫の個体群動態と生活史スケジュールの進化:サイカチマメゾウムシの越冬戦略
  • 絶滅危惧植物サクラソウの種子生産に対する空間構造の影響:その保全遺伝学的研究

担当教員と専門分野

  • 石川 晃(固体地球化学)
  • 磯崎 行雄(地球科学・生命史)
  • 伊藤 元己(植物進化学)
  • 岡田 泰和(生態発生学・行動生態学)
  • 小河 正基(地球物理学)
  • 角和 善隆(生物大量絶滅学)
  • 小宮 剛(地球史・生命環境進化)
  • 佐藤 守俊(生命分析化学)
  • 嶋田 正和(集団生態学)
  • 瀬川 浩司(分子システム)
  • 増田 建(植物生理学)
  • 吉田 丈人(個体群生態学)
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(c) 総合文化研究科広域システム科学系広報委員会